日本人の心の拠り所である「伊勢神宮」は、誰もが一度は訪れたい憧れの聖地。
多くの神社や見どころがあるので、どこへ行けばいいのか迷われる方も多いですよね。
また、三重県は美味しい食や美しい自然に恵まれ、お伊勢参りと併せて楽しみたい魅力もたくさん。
おもてなしの心が詰まった素敵なホテルもあるので、宿泊して旅の疲れを癒しながらゆっくり伊勢を楽しむのがおすすめです。
そこで今回は、伊勢神宮へ参拝する際に押さえておきたい厳選の見どころ6選をご紹介します。
「お伊勢さん」の名で知られている伊勢神宮の正式名称は、「神宮」。
正宮である内宮と外宮、その他には別宮、摂社、末社、所管社を含めて125の神社が祀られています。
一度で全てをお参りするのは大変なので、必ず行っておきたい神社を厳選し、伊勢のご当地グルメや自然を楽しみながら巡るのがおすすめ。
本記事では、押さえておくべき神社や食事、心身を癒してくれるようなホテルなど、見どころ6選をご紹介します。
伊勢神宮の見どころ1つ目は、導きの神・猿田彦大神をお祀りする「二見興玉神社」。伊勢市二見町の二見浦海岸にあり、災厄や穢れを清める「おきたまさま」として親しまれています。
寄り添うように大小2つの岩が並ぶ「夫婦岩」が広く知られていますが、実は御神体は夫婦岩付近の約700メートルの海中に沈んでいる「興玉神石」であり、4月頃の大潮の際には少し拝めることも。
古来より「お伊勢参りは二見から」といわれるように、二見興玉神社へ参拝して穢れを落とし清めてから、伊勢神宮へお参りするのが正式な参拝とされていました。
景観が良く海の清々しい風を浴びることができるので、必ず寄っておきたいスポットの一つです。
伊勢神宮の見どころ2つ目は、伊勢市内の中心部にある外宮「豊受大神宮」。
天照大御神の食事を司り、衣食住や産業の神とされる豊受大御神をお祀りしています。
正宮の一つである外宮は、4社の別宮や多くの宮社からなり、伊勢に来たなら必須ともいえる場所。
別宮は正宮に継ぐ格式高いお宮とされ、中でも「多賀宮」は豊受大御神の荒御魂をお祀りしていることから位が高く、丘の上に鎮座されていることから呼ばれた「高宮」が転じて多賀宮の呼び名になったとも。
他にも、天照大御神の弟である月夜見尊を祀る「月夜見宮」や、神風を起こした風や海の神をまつる「風宮」などが鎮座され、心が洗われるような清らかな空気を感じることができます。
伊勢神宮の見どころ3つ目は、正式名称は「皇大神宮」とされている内宮。
伊勢神宮を代表する正宮であり、太陽にもたとえられる天照大御神をお祀りしています。
外宮からは車で約10分の距離にあり、およそ2000年前に五十鈴川のほとりに鎮座された内宮は、正宮と10の別宮、多くの宮社から成っています。
入口にある宇治橋を渡ると長い参道が始まり、一気に神聖な雰囲気に。
清らかな空気を味わいながらしばらく歩くと、五十鈴川のほとりに御手洗場があり、古くより参拝者が清めていた場所なので、お宮へ向かう前にここでお清めしておくのがおすすめです。
正宮の素晴らしさはもちろん、天照大御神の荒御魂をお祀りする別宮の「荒祭宮」や、天照大御神を伊勢へ導いた倭姫命をお祀りしている「倭姫宮」など、由緒ある別宮や宮社が鎮まる内宮。
全体を巡るには約1時間はかかりますが、あっという間に過ぎてしまう癒しの時間をゆっくり感じてくださいね。
伊勢神宮の見どころ4つ目は、内宮の門前に広がる「おかげ横丁・おはらい町」。
内宮の入り口前にある「おはらい町」には、五十鈴川に沿うように約800メートルの石畳が続く道があり、多くの飲食店やお土産屋などが立ち並んでいます。
おはらい町を進むと中ほどに「おかげ横丁」があり、江戸時代頃からの伊勢の代表的な建築物が再現された街並みは、まるで江戸を感じる情緒に。
伊勢ならではの食が楽しめる飲食店など多くの店舗が軒を連ね、お土産選びにも充実した時間を過ごすことができます。
魅力的なお店ばかりですが、中でも一度は立ち寄るべきなのは「赤福」。
江戸時代中期頃から伊勢神宮のお膝元で親しまれ続けている赤福は、こし餡をのせたお餅のお菓子で、五十鈴川の清流をイメージした形になっています。
赤福本店にて番茶とともにいただく赤福はここでしか味わえない美味しさがあり、営業時間は伊勢神宮の参拝時間と合わせて朝5時からのため、早朝参拝の際に利用しやすいのも魅力です。
伊勢神宮の見どころ5つ目は、道をひらき導くとされる猿田彦大神をお祀りする「猿田彦神社」。
おかげ横丁から歩いて約7分ほどの距離にあり、正宮と併せてお参りしておきたい神社の一つです。
日本神話にて天照大御神の命を受けた瓊瓊杵尊を高千穂へと導いた神であり、物事を最善の方向へ導くパワーがあるともいわれています。
同じ境内にある佐留女神社には、芸能や縁結びの神とされる天宇受売命をお祀りしており、特に芸事に関わる方は立ち寄っておきたい神社。
本殿の近くにある八角形「方位石」は、前に鎮座されていた聖なる場所でもあり、猿田彦大神の御神徳を仰ぐもので、必見です。
伊勢神宮の見どころ6つ目は、日本神話を体感できる施設「おかげ座神話の館」。
これまでなかったような本格的な体験型施設では、神話の世界観を立体的な展示とシアターで味わうことができます。
「神話シアター」にてアニメーション交えて描かれた美しい映像を楽しみながら、日本のはじまりや国造りに想いを馳せるのも良いですね。
神宮でお祀りしている神様について学びながら、日本の成り立ちやお伊勢参りの意味合いなど理解を深めることができ、より充実した参拝をすることができるでしょう。
伊勢神宮の見どころ6選をご紹介しましたが、他にもたくさんスポットはあるので、宿泊をしながら伊勢を楽しみ尽くすのがおすすめです。
お伊勢参りで宿泊するホテルは、伊勢神宮までのアクセスの良さや快適性などを考慮して選ぶと、移動も効率よく充実した滞在を過ごすことができます。
宿では落ち着いた時間を過ごしたいなら、ホテルの周辺環境が自然豊かなエリアや、喧噪から離れた場所を選ぶのが良いでしょう。
伊勢神宮の参拝に便利なホテルを下記ページにてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回は、伊勢神宮へ参拝する際に押さえておきたい厳選の見どころ6選をご紹介しました。
お伊勢参りや観光が楽しめる伊勢で、充実した癒しの時間を過ごしてくださいね。