1.伊勢神宮周辺・おかげ横丁のカフェを選ぶポイント
日本有数の神社である伊勢神宮と、グルメとショッピングのメッカとも言えるおかげ横丁は伊勢志摩を訪れるなら、必ず寄りたいスポット。
しかし伊勢神宮は敷地面積が広く、参拝に半日かかるということはザラにあります。
おかげ横丁に着く頃には、お腹も空いている上、疲れも出てくることでしょう。
幸い、おかげ横丁をはじめとする伊勢神宮周辺の門前町はカフェも多く、休憩するには困りません。
その際には以下の2つのポイントを押さえておくといいかと思います。
1-1.伊勢神宮内宮やおかげ横丁からの距離
伊勢神宮内宮はかなり広く、主な建物を巡っただけでも1時間以上はかかります。
また門前町であるおはらい町の規模も大きく、伊勢神宮内宮の入り口・宇治橋から800m以上も続いています。
おかげ横丁はその中央部に位置していますが、ここに至るにも多くの人混みをかき分けていくのでなかなかの距離感があります。
そのため伊勢神宮内宮やおかげ横丁から行こうとするカフェがどの程度の距離にあるかはよく見ておくべきでしょう。
駐車場やバス停などからの距離も状況から把握するとなおいいと思います。
1-2.どのようなメニューが楽しめるか
伊勢神宮は古くからの観光地のため、数百年と続く伝統的な餅菓子から可愛らしさやおしゃれさを売りにしたものまで、名産品の種類は非常に豊富です。
それ故、門前町であるおかげ横丁・おはらい町のカフェで選べるメニューの種類は店ごとに特徴があり、とても多様です。
是非とも自分の好みに合ったメニューが食べられるカフェを選んでください。
また季節ごとの限定メニューに特徴あるカフェも多いです。
訪れる時期によって、どんなメニューがあるかもチェックするといいでしょう。
2.おかげ横丁周辺の人気カフェ5選
先ほどのポイントを踏まえた上での人気店を5つほどご案内します!
いずれも地元では相当な人気がある店です。
2-1.赤福本店
最初に紹介するおかげ横丁周辺のカフェは、1707年に創業した老舗和菓子店・「赤福本店」です。
伊勢神宮周囲を流れる五十鈴川の流れを表現した赤福餅は、柔らかい白いおもちとなめらかなこしあんの優しい甘さから、300年以上に渡り参拝客に親しまれてきました。
現在では赤福餅を作るだけでなく、おかげ横丁の運営にも関わるなど地元・伊勢市でも顔役として知られています。
おかげ横丁にある「赤福本店」は、老舗としての格を実感させる伝統的な建物が特徴です。
店頭で手作りされた出来立てのものを併設のカフェスペースで食べることができ、連日多くの参拝客で賑わっています。
向かいにある別店では赤福の餅とあんこの素材を生かして、夏場は赤福氷と呼ばれるかき氷、冬場は赤福ぜんざいと呼ばれる温かいぜんざいを提供しています。
これら季節メニューも数十年にわたる歴史があり、毎年楽しみにしている人も多い逸品です。
また、お正月を除く毎月1日には朔日餅(ついたちもち)と呼ばれる季節の餅を販売しているのも本店の大きな特徴です。
上の写真の立春大吉餅(2月)をはじめ、さくら餅(4月)、かしわ餅(5月)、笹わらび餅(7月)、栗餅(10月)、雪餅(12月)など季節感を感じるものが多く、伝統の朔日参りを済ませた参拝客から好評を得ています。
赤福餅は伊勢の中でも定番といえるお土産で伊勢市周辺を中心に中京圏や関西圏に多くの店舗がありますが、おかげ横丁の本店にはご紹介したような他の店にはない特徴が多くなります。
非常に混雑する店でもあるので、是非とも店舗の情報を公式ホームページなどでチェックして、訪れてみてください!
住所 | 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26 ※おかげ横丁内 |
営業時間 | 5:00〜17:00 (繁忙期は時間変更あり) |
休業日 | 年中無休 |
2-2.五十鈴茶屋
続いて紹介する伊勢神宮・おかげ横丁の人気カフェは「五十鈴茶屋」です。
伊勢の伝統的な商家を復元した建物には、枯山水の広い日本庭園が備わっており、店内のテーブル席やお座敷で、抹茶やスイーツを楽しむことができます。
「五十鈴茶屋」の喫茶メニューは季節ごとに入れ替わり、訪れる時期に応じて違った楽しみ方があります。
中でも人気なのが、和菓子職人により丹精を込めて作られた見た目も美しい節気菓子です。
24節気・約2週間ごとに作られるお菓子が変わるため、1年間で作られるお菓子はなんと72種類にも及びます。
そのほか夏場はくずきりやかき氷、冬場はぜんざいなどのメニューもあります。
飲み物も、店内でたてられた抹茶や地元伊勢市のマイスター・中村氏によるオリジナルブレンドのコーヒーと、五十鈴茶屋でしか飲めない本格的なものが揃っています。
また「五十鈴茶屋」は先ほど紹介した赤福本店の隣にあるため、赤福本店の店内で作られた赤福を、抹茶やコーヒーと共に食べることも可能です。
季節の移り変わりを実感できる菓子の数々は、多くの訪問客の評判をよんでいて、赤福本店同様おかげ横丁の人気カフェとして、1985年の創業以来定着しています。
和の空間あふれる広い店内で、季節を感じながら過ごすにはぴったりのカフェです。
おかげ横丁という賑やかな場所においても、まったりくつろぎたい方は是非とも訪れてみてください。
住所 | 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町30 ※おかげ横丁内 |
営業時間 | 9:30〜16:30 |
休業日 | 年中無休 |
2-3.五十鈴川カフェ
続いて紹介する伊勢神宮周辺の人気カフェは、「五十鈴川カフェ」です。
おかげ横丁やおはらい町からは少し奥まった五十鈴川沿いにあるカフェで、川沿いのみはらしの良い眺望が評判を呼ぶカフェです。
「五十鈴川カフェ」の名物は焙煎してから48時間以内にネルドリップで抽出された本格的なコーヒーの「ブレンドコーヒー48」。
酸味が抑えられた飲みやすくて旨味の強いコーヒーを五十鈴川のきれいな水が流れる川辺で飲めるということから、伊勢神宮参拝客の休憩スポットとして人気を集めています。
コーヒーは深煎りと浅煎りの2種類があり、好みに応じて選べるのも特徴です。
店内でも買えるので気に入った方は是非とも購入してみてください!
住所 | 〒516-8558 三重県伊勢市宇治中之切町12 |
営業時間 | 9:30〜17:00 (16:30ラストオーダー) |
休業日 | 年中無休 |
2-4.珈琲浪漫
続いて紹介する伊勢神宮周辺の人気カフェは、「珈琲浪漫」です。
おかげ横丁から、伊勢街道をやや伊勢神宮沿いに進む途中にあるカフェです。
おはらい町の伝統的な家屋の2階にあるカフェで楽しめるのはサイフォンによる本格的なドリップコーヒー。
1杯1杯ごとに手間ひまかけて入れる香り高いコーヒーが評判になっています。
2階ということもあり、常に混んでいる伊勢神宮やおかげ横丁周辺の中では比較的空いている店です。
混雑を避けてちょっと休憩したい、というときには是非どうぞ。
住所 | 〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町87 |
営業時間 | 9:00〜17:00 (繁忙期は時間変更あり) |
休業日 | 年中無休 |
2-5.茶房 太助庵
最後に紹介する人気カフェは「茶房 太助庵」です。
伊勢神宮内宮に続く国道23号線にある、昭和初期の倉庫を改装したレトロの雰囲気が漂うカフェです。
「茶房 太助庵」の名物は草餅の「神代餅」。
毎朝杵付きされて作られるよもぎの餅を北海道産の小豆で包んで作られた餅は、保存料や着色料も使用せず素材そのものを香り高い風味を味わえます。
そのほかにも「神代餅」同様の本格的な小豆を使用した、「ぜんざい」や「あいす最中」などの季節の甘味や地元・伊勢茶も、人気を集めています。
おかげ横丁からは少し離れているので、人混みを避けてゆったりできるのも特徴です。
伊勢神宮を訪れて、普段とは違う休憩を楽しみたい方は是非どうぞ。
住所 | 〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町144−10 |
営業時間 | 10:00〜16:00 (繁忙期は時間変更あり) |
休業日 | 不定休 |
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
伊勢神宮・おかげ横丁は古くからの観光地であるため休憩スポットとして、また名物を楽しめる場として、ほかにも多くのカフェがあるので、是非とも自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。
また伊勢市及び伊勢志摩には、伊勢神宮やおかげ横丁だけでなく夫婦岩、鳥羽水族館、賢島など全国的にも名高い観光スポットが多く、自然も豊かなため食材にも恵まれています。
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是非とも以下の記事を参考に、自分に合った宿選びもご検討ください!